2011/02/20

■京都精華大学 卒業・終了制作展■

精華の卒展に行ってきた。
去年の自分の作品とかを全部棚にあげて感想を。

触感をコンセプトにしてるプロダクト系の作品や、腰掛ける為の椅子のような作品なのに、
お触り禁止マークが付いてるってのは残念。外観は図録でも見る事ができるし、その会場
でしか体感出来ない特徴的な狙いを体感させられないのは展覧会としては勿体無い。
ワイヤーで吊っている作品のワイヤー余剰部分の処理も残念。作品に被さる形でワイヤーが
見えるのはもう少しやりようがあるような気がした。

全体を、カメラを持って回って感じたのは、一つの作品を見る時にその周りや背後か他の
作品が見切れてしまうという点。その点、ビジュアルデザインのRoomは仕切り導線のお
かげでひとつひとつの作品をしっかり見て回れた。単に作品を置いてるのではなく、自分
空間を演出しているという感覚。まあでも空間演出に関しては予算の付き方が違うので一概
は言ってはいけないかもしれない。作品もインタラクティブなものが多く、鑑賞ではなく
体験できた。ただデジタルを使った仕組み作りが面白い分、体感する側への説明やデザイン
もっと詰まっていればいいなと思った。

今回の展示を見ていて、自分の行動パターンも一つ発見。作品を一見したとき「?」となる
作品は、まずキャプションにある題名を見てコンセプト(言葉へ説明を)を求める。作品を
一見した時に面白いと思えば逆にキャプションを見ない。作品を一見した時に面白いし、ど
んな人が作ったのかが知りたいと思った時、初めてキャプションに書かれた名前を見る。

全体的にビジュアル贔屓っぽくなったけど素直な感想。

0 件のコメント:

コメントを投稿